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息子まにあ

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水木サンとベビイ

水木しげる=「ゲゲゲの鬼太郎」という方程式しかなかった私。
(5回もアニメ化されてるのね)
この絵は長男による「鬼太郎」と「目玉のおやじ」
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不思議な世界を描く漫画家だけど、
ドラえもんが「陽」なら鬼太郎は「陰」な感じがして、積極的に読まなかった。

私、ものすごく怖がりだし。007.gif

でも、最近水木さんの本に夢中になっている。

彼は戦争中、南方ラバウル(パプアニューギニア)の最前線で戦い、
片腕を無くすものの、奇跡的に生還した人である。(ちなみに片腕は、医師に麻酔無しで切断手術されたそう)

水木さんの戦争のお話は、登場人物がユーモアたっぷりに描かれていて
文体も、のほほんとしていて読みやすい。
(想像力を発揮しまくる他の人のルポは私はまだ読みきれない・・・。
沖縄戦・集団自決(強制死っていうの?)の本を読みかけて卒倒しそうになった。
いずれきちんと読みたい。
余談だが、私はTHE BOOMの「島唄」が大好きだけど、これは実は沖縄の集団自決のことを唄っている「ウージの下で千代にさよなら」)

それにしても「戦争は、悲劇だなあ・・・。」という水木さんの淡々としたつぶやきが、より真実味を増している。テロとか戦争って、なんで未だに無くならないんだろ。

ところで、水木さんは自分のことを「水木サン」という。
子どものことを「ベビイ」という。ユニーク。

「水木サンは変わったベビイでした。ただただ、我が道を行く。
自分本位な水木サンのルールを最優先して生きてきました」

水木さんは食べることと眠ることが大好き。
「生きる」気力が人一倍強いので、戦争の最前線から生還できた。

今年米寿。でもお仕事もされているし、相変わらず食欲旺盛らしい。
すごいなあ・・・。学ぶところがたくさんあるので、もっと水木さんの本を読んでみよっと。

そして来年、水木さんの奥様が書かれた小説
「ゲゲゲの女房」がNHKの朝の連続ドラマになるらしい。

水木しげるに向井理さん。おお~。意外。072.gif
ヒロインに松下奈緒さん。・・・(・▲・)

ひ、久しぶりにNHK見てみようかな。
by ranan-kyurasu | 2009-12-08 21:31
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